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音楽フロンティアみなと 再発見コンサート実行委員会

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カミングス・コレクションについての誤解

 オークション1917 
2017年は、カミングス・コレクションがロンドンでオークションにかかってから100年にあたる。帰国していた徳川頼貞は、カミングスのコレクションを入手したが、オークションとの関係はかならずしも明らかでない。頼貞は、ベートーヴェン自筆の手紙の下書きを所有していたが、このオークションに出品された5点のベートーヴェン自筆稿には含まれていない。オリジナルの資料にあたらないで(検証しないで)過去のあやまった記事や記述を孫引きする事例がいまも散見されるが、100年目にあたるので、専門研究者による的確なリサーチが望まれよう。

「カミングス文庫に就て」創刊90周年

カミングスについて国会図書館の画像より

徳川頼貞が入手したカミングス文庫について、最初にまとまった紹介をした文献である書物は、大正15年1月1日づけ刊行の表記著作である。この文献は、現在所蔵している図書館はきわめてすくないが、南葵音楽図書館がみずから出版したオフィシャルな文献として貴重である。163ページ。国立国会図書館のデジタルコレクションで閲覧できる。
なお南葵音楽文庫の出版活動については、篠田大基氏による調査研究が公表されている。




音楽専門図書館の先駆「南葵音楽図書館」を聴講して

2015年11月28日午後、国際基督教大学図書館にて、タイトルに示した研究発表が林氏によりおこなわれた。100年近くまえに公刊された資料を丹念に探索し、蔵書、楽譜、レコードの点数などが紹介され、それが日本ばかりでなく東洋においても画期的な図書館であったことを確認、また、分類整理について、図書館で用いられたシステムに照らして、特別なものであったと指摘された。
 そのうえで、その当時作成された目録や、来館者名簿などがあれば更に活動の詳細がわかるであろうと結ばれた。
質疑応答にうつり、聴講者のひとりから、南葵音楽図書館当時のものと思われるカードボックスと図書カードが現存しているとの報告があった。南葵楽堂地下の図書部図面がのこっているという付言があった。
 南葵音楽文庫については、従来は所蔵資料の貴重さに重点があったが、音楽専門図書館としての先駆性に目をむけた、まさに「目から鱗がおちるような」報告であった。

音楽専門図書館の先駆「南葵音楽図書館」(研究発表)

IAML(国際音楽資料情報協会)日本支部第59回例会
日時2015年11月28日(土)13時30分~16時30分
会場国際基督教大学図書館地階マルチメディアルーム
【発表】
ジャズという音楽:書蕊と抄録をきっかけに考える一戦後の歴史からみると、
音楽大学図書館専門職員の専門職化を進めるにはどうしたらよいのか一
利根川樹美子(国際基督教大学)
~(休憩10分)~
音楽専門図書館の先駆「南葵音楽図書館」について(仮)
林淑姫
ほか
会員外にも公開しているとのことです。

スライド08 のコピー
徳川家には、非常にすぐれた楽器のコレクションもあった。多くが江戸時代の宮廷楽器であるが、なかには非常に古い、国宝クラスの楽器も含まれていた。現在コレクションは、幸いなことに散逸をまぬがれ、国立歴史民族博物館に所蔵されている。同博物館は、その展示や研究、図録作成をおこなっている。

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