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さる3月31日午後、2回にわけて旧奏楽堂で、おわかれのコンサートが開催された。ともに満員で、なつかしい楽堂への別れを惜しんだ。最後は、ここで充実したレクチャーやコンサートを行ってきた大塚信哉さんらがバッハのゴルトベルク変奏曲の一部を演奏した。 この日も再開の予定はあきらかにされなかったが、また使用に供される日を待ちたい。ただ、ここのオルガンは、歴史的なオルガンがもつトラッカー・アクションでも、あたらしいオルガンの電気アクションでもなく、パイプへの送風を空気圧で制御するニューマティック・アクションが採用されている。たぶん日本ではここだけであろう。その価値や意味が、忘れ去られることのないように、祈りたい。
南葵楽堂から移設されたオルガンは、設置から100年近くたち、現在は旧奏楽堂に移設されている。しかしその建物も保全のためにしばらく閉鎖されることになり、お別れのためコンサートが開催される。3月28日から31日までで、4月からは閉鎖という。再開は、サイトをみるかぎり明らかではない。問い合わせは旧奏楽堂に。
文化の日の朝、旧奏楽堂のオルガンを使って、試演会ならびにオルガンの構造についての説明が、東京芸大准教授大塚直哉氏によっておこなわれた。今となっては世界的に珍しいニューマティックのアクションで鍵盤とパイプが結ばれている点や、音質が聖歌の合唱と解け合う点など、演奏家ならではの視点から指摘があり、この楽器の重要性を来会者はますます認識することになった。
また、かつては同じ南葵楽堂にあった音楽文庫について、慶大名誉教授美山良夫氏が紹介、オルガン同様幾度かの苦難をこえてのこされてきた2つの遺産が、ここで再び(まずはテーマとして)結びついたことは興味深いをこえて意義深いことである。会場や担当者からは、展示会場ももつ旧奏楽堂で、音楽文庫の展示ができないかとのアイデアも出された。ふりかえれば1967年に南葵音楽文庫の特別公開がおこなわれたのも、上野であった(会場は上野松阪屋)。
なお、この日の小さな再邂逅にいたるまで、ひとりの芸術団体関係者の何年にもわたる個人的な尽力があった。
また、かつては同じ南葵楽堂にあった音楽文庫について、慶大名誉教授美山良夫氏が紹介、オルガン同様幾度かの苦難をこえてのこされてきた2つの遺産が、ここで再び(まずはテーマとして)結びついたことは興味深いをこえて意義深いことである。会場や担当者からは、展示会場ももつ旧奏楽堂で、音楽文庫の展示ができないかとのアイデアも出された。ふりかえれば1967年に南葵音楽文庫の特別公開がおこなわれたのも、上野であった(会場は上野松阪屋)。
なお、この日の小さな再邂逅にいたるまで、ひとりの芸術団体関係者の何年にもわたる個人的な尽力があった。
紀州徳川家の当主であった徳川頼貞が、みずからが設立した麻布の南葵楽堂(ヴォーリズ設計、現存せず)のため購入設置したオルガンは、現在上野の奏楽堂に移設されています。日本初の本格的なパイプオルガンです。いまとなっては楽器の状態には問題もありますが、そのオルガンを巡って、また徳川頼貞が購入した音楽稀覯書コレクションやその数奇な運命など紹介する催しがあります。なお奏楽堂は来春から閉鎖されますので、実際に音を体験出来るという点ではいい機会かと思います。オルガン、チェンバロに触ってみたい方歓迎とのこと。実際に弾きたいかたには午後の部があります。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.taitocity.net/taito/sougakudou/sougakudou_news/work-shop.html
11月3日(祝)10〜12時 午後の部は13時から 旧東京音楽学校奏楽堂
講師 大塚直哉さん(芸大准教授、オルガニスト)
トークセッションのゲストとして、美山は稀覯書群やそのなかにあるベートーヴェンやベルリオーズの自筆楽譜、夢におわった音楽堂計画などを紹介します。
http://www.taitocity.net/taito/sougakudou/sougakudou_news/work-shop.html
11月3日(祝)10〜12時 午後の部は13時から 旧東京音楽学校奏楽堂
講師 大塚直哉さん(芸大准教授、オルガニスト)
トークセッションのゲストとして、美山は稀覯書群やそのなかにあるベートーヴェンやベルリオーズの自筆楽譜、夢におわった音楽堂計画などを紹介します。
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