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南葵音楽文庫を学び楽しむ集い

Author:南葵音楽文庫を学び楽しむ集い

南葵音楽文庫:
紀州徳川邸にあったわが国初の音楽専用ホール、そこに併設された南葵音楽文庫(現在和歌山県が保管)についての情報を順次掲載しています。

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南葵楽堂の面影 <1> ~唯一残された門扉をたずねて~

コンサートのお手伝いをしてくださっている港区のサポーターの方からのおたよりをご紹介いたします。



 前回のコンサートのお手伝いをするまで、港区民であるにも関わらず“南葵楽堂”の存在を全く知りませんでした。
 日本初のパイプオルガンを備えたコンサートホールが、麻布飯倉にあったなんて! 関東大震災で被害を受け、諸事情で修復ができず、“幻のホール”となった南葵楽堂。その姿を今見ることができないのは、本当に残念です。一目見てみたかったなーという思いは募るばかり。
 そんな時、コンサートのサポーター仲間から、熱海伊豆山に“南葵文庫”の建物の一部と、“南葵楽堂”の門扉が移築されているらしいという情報を入手しました。 “南葵文庫”とは、“南葵楽堂”を造った徳川頼貞の父・頼倫が、明治期に創設した、日本初の私設図書館だそうです。

VILLA DEL SOL―大樹に囲まれた入り口附近 8月某日、サポーター仲間のキョウさんと熱海駅で待ち合わせをしました。目指すは、VILLA DEL SOL(ヴィラ・デル・ソル)
 “南葵文庫”の建物は、“南葵楽堂”と同じ敷地内に建てられていたのですが、震災後、さまざまな経緯を経て、大磯に別荘として移築されていたとのこと。その別荘が取り壊されることが決まったとき、それを惜しんだ高級旅館「蓮莱」の女将が、旅館の別館として移築し、今もその建物がホテルの一部として利用されています。
 熱海ビーチライン沿いに、その建物はあります。あの“幻のホール”、南葵楽堂の門扉が静かに迎えてくれました。門扉は音楽堂と同じ、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる建築です。
 “南葵文庫”の建物は、“南葵楽堂”とは建築家も違い、ホール自体の面影を偲ぶことはできません。しかし、女将から見せていただいた“南葵文庫”に関する資料を読み、徳川頼貞が“南葵楽堂”を造るに至るまでには、父・頼倫の影響がとても大きかったのだということを知りました。そうしてこの建物と門扉をみると、人知れず、日本の文化芸術活動の発展を願った親子の思いが、ひしひしと伝わってくるのでした。

VILLA DEL SOL―南葵楽堂の門扉
写真 (上) 大樹に囲まれた入り口附近
(左) 南葵楽堂の門扉










VILLA DEL SOL ヴィラ・デル・ソル
〒413-0002 熱海市伊豆山759
http://www.izusan-horai.com/hotel/

文: みん(サポーター)
写真:キョウ(サポーター)

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